個人のつながりが組織を超える

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オンライン研修手法のウェビナーをやったら、予想外の反響がありました。

本来はマレーシアの顧客向けでしたが、オンラインなら運営費には関係ないということで、関心のある方の参加を受け入れることにし、社内の口コミで参加者を募ることになりました。そうしたら、社内だけでなく、サプライヤーや同業者、他の国の顧客まで、次から次へと広まり13ヵ国、110人に参加して頂きました。真夜中や早朝のところもあったのに。

そこで感じたのは、組織 部署 国籍 を超えて個人がつながることです。

実は、先月にP2P(Peer-To-Peer)というネットワーク理論を地域社会に応用する話を聴いたばかりでした。組織の指揮命令体系を超えた個人のつながりが物事を変える、このつながり方がP2P。P2Pはインターネットの中だけでなく、広く社会に適用できるとは聞いていたものの、、、、今回、この力の一端を身をもって感じました。

私が開いたウェビナーは会社の傘の下でやったことですが、それでも組織の如何に関わらず地球の裏側まで同時につながることで、個人のつながりの持つ潜在力がわかった気がします。同時にその広がり方がコントロールできないことに、恐ろしさと面白さの混じった変な高揚感も感じました。

対面でこんなセミナーを開いたらこんなに広く参加者を受け入れることは無かったでしょう。また、あのP2Pにまつわる開発の話を聴いていなければ、自分がここまで広く参加者を受け入れることはなかったでしょう。

それにしても、自分を含め、会社も同僚も、みんな寛容になったものだと、我ながら驚きました。世の中はコロナで大変なことばかりですが、少しはよいこともあるようです。ポストコロナの世界になっても、この寛容さは残ってほしいものです。■