最近は何もかもオンラインです。会議も急速にオンライン化しています。私も全ての会議がオンラインになりました。
確かに対面と比べて足りない部分はありますが、これでもいいと思えます。移動にかかるコストもさることながら、私は細かいことに気を使わなくてよいのがとても気に入っています。私の場合は対面でないと絶対ダメというようなことは今のところないです。
なんとなく自分を含め世界のみんなで「やはり対面でないと、、、」といって抵抗していましたが、今では、いったい何を気にしていたのだろう、と思ってしまいます。
ところでこのオンライン会議、SNSを見ていたら、日本と海外(大多数は英語ですが)でオンライン会議に対する見方が少し異なることに気づきました。海外は「明日はオンライン会議参加します」といった感じで、オンライン会議を単なるツールと見なしたフラットなツィートがほとんどでした。ところが日本では、対面なんて今更、といったオンライン会議を積極的に勧めるツィートが目立ちました。歴史的に見ても、市井の日本人は大変大きな社会的転換に対しては、驚くほど柔軟に対応できるようです。
私もこのオンライン会議推進に賛成です。たとえ社内でもほとんどの会議はオンラインで十分だと思い始めてきました。社内でも移動にかかる時間を節約できますし、なんとなくなんですがオンラインの方が気を使わない分、疲れないと感じます。対面だと他の参加者に調子を合わせたり、相手のご機嫌をうかがったり、お愛想を言ったりと、日本に限らず海外でも気を使います。オンラインでも似たようなことは必要ですが、対面でない分、私はかかる圧が低くストレスを感じにくいです。
他方、非公式なコミュニケーションは巷で議論されているように確かに難しいです。また、管理職の方たちからは、「何げなく」部下から「話を聞く」といったことが難しくなったという声も聞きます。
ただ、この非公式コミュニケーションの問題は、会議の運用次第で工夫できるのではないでしょうか。例えば会議前に画像や音声の確認を兼ねた無駄話をしたり、会議後に個別の打ち合わせを奨励したり、何らかのルールを設ける(日本ではこのようなルールを明確にしないことが多いのですが、はっきりと決めた方がよいでしょう)ことで一定の促進ができると思います。
利便性と効率が勝るなら、欠ける部分を工夫して補えば、仕事がもっと楽しくなりそうです。逆に全ての会議を対面にすると言われると、コロナの心配を考慮に入れなかったとしても、いやだなぁと思ってしまいます。これを機にオンライン会議がデフォルトになってくれるといいと思います。■