現代は、科学技術の発展に伴い物事の変化がより頻繁で速くなり、その中身も大量で複雑、高度になっています。この変化に対応するために、私たちは従来と比べて大量の情報をやり取りするようになりました。
でもせっかく情報を入手しても、役に立てないといけません。
つまり、何らかの行動の変化につながる、これが重要です。
では、どうしたら行動につなげられるのでしょうか?
それもより多く、頻繁に、複雑かつ高度な内容を。
今まで私たちがやってきた情報の受け渡し方では限界があるのでは?
この情報の受け渡しから行動を起こすまでの過程を学習ととらえて、情報を渡す側と受け取る側の双方からより良いあり方を考えていきたいと思います。
学習というと学校を想像されるかもしれませんが、大人になって職場や生活で新しいことを覚えたりすることも学習であり、人生の中ではこちらの方が長いです。
また、情報を渡す側と受け取る側も実は私たちは日常的にその両方を行っているのです。
例えば講師と参加者、上司と部下などといった一定の役割に基づく関係もあれば、同僚同士でもある時には教えたり、教えてもらったりしますよね。これもここでは学習のひとつとします。
そのような私たちの日常的な学習をめぐること、さてどんなことがあるでしょうか。■